首都圏からのアクセスの良い観光地≪伊豆高原≫
カピパラで有名なシャボテン公園やイルミネーションで有名なぐらんぱる公園など観光施設に目が行きがちですが実は美術館が多数点在しています。
アートにも力を入れている伊豆高原の魅力的な美術館をご紹介します。
1⃣池田20世紀美術館
「ニチレキ株式会社」の創立者である池田英一氏(1911-82)が創設した日本初の現代美術専用美術館です。
場所は一碧湖から少し上ったけやき通りに位置し、20世紀に製造された作品のみが1400点ほど展示・収蔵されています。
引用:(公式)池田20世紀美術館
①アートの最高峰の名画を伊豆で鑑賞できる
マルク・シャガールの【パレード】
パブロ・ピカソの【近衛兵と鳩】
ジョアン・ミロの【海の前の人】
20世紀を代表する巨匠の作品が多数展示されています。
いずれもここでしか見ることのできない大作や秀作ばかりです。
引用:(公式)池田20世紀美術館
②こだわりの館内設計
建物の外観は彫刻家である井上武吉氏の設計で、日本では初めてとなる全面ステンレススチール張りの建物となっています。
中は有機的な構造で作品を観覧しやすい造りとなっています。
館内には展示されている絵画を見ながらティータイムを楽しめるカフェスペースやアートグッズを販売するミュージアムショップもあり作品の余韻に浸ることができます。
引用:(公式)池田20世紀美術館
③展示されている主な作家
- マルク・シャガール(1887‐1985)
- ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841‐1919)
- パブロ・ピカソ(1881‐1973)
- ジョアン・ミロ(1893‐1983)
- ジョルジュ・ルオー(1871‐1958)
- ピエール・ボナール(1867‐1947)
- アンリ・マティス(1869‐1954)
引用:(公式)池田20世紀美術館
spot 池田20世紀美術館
address 〒414-0052 岡県伊東市十足614
tel 0557-45-2211
2⃣伊豆高原ステンドグラス美術館
伊豆の自然豊かな空間にそびえる英国情緒ただよう建物の中には
英国から譲り受けた1800年代を中心としたアンティークやステンドグラスを300点ほど展示してあります。
併設されたイタリアンレストランでのランチもおすすめです。
引用:(公式)伊豆ステンドグラス美術館
①美しいアンティークステンドグラス
館内には数々の教会を手掛けたチャールズ・ケンプ、ガラス職人時代のハリー・クラークなどが作成したステンドグラスが使われています。
これらの作品は実際に英国で使用されていたもので【四大天使】をかたどったものをはじめ美しい作品に目を奪われるでしょう。
ステンドガラスから差し込む幻想的な光とアンティークオルガンが奏でる音楽、アロマの香りに包まれまるでヨーロッパに来たかのような気持ちにさせてくれます。
引用:(公式)伊豆ステンドグラス美術館
②週末には演奏会
毎週末には施設内にあるセントミッシェル教会にて様々な楽器を使用した演奏会が行われます。
光差し込むチャペル内に響き渡る音色に心が癒されます。
引用:(公式)伊豆ステンドグラス美術館
③ランチは本格イタリアン
イタリアマエストロの称号を持つ石崎幸雄氏がプロデュースする本格的なイタリアンレストランが併設されています。
伊豆・川奈の食材を中心に世界中から拘り抜いた食材を使用した料理を最高のロケーションの中で食べることができます。
記念日のランチにもおすすめです。
引用:(公式)伊豆ステンドグラス美術館
spot 伊豆高原ステンドグラス美術館
address 〒414-0044 静岡県伊東市川奈1439-1
tel 0557-44-4333
3⃣野坂オートマタ美術館
18世紀から19世紀にかけてまだ電機のない時代に時計技師たちにより作られたオートマタ(機械仕掛けの芸術品)を展示する珍しい美術館。
ゼンマイで動く人形たちの表情はとてもリアルで貴重な美術品であるオートマタを60体以上展示しています。
引用:(公式)伊豆・伊東観光ガイド
①オートマタの魅力
オートマタとはゼンマイで動く機械仕掛けの人形で西洋風の日本でいうところのからくり人形にあたるものです。
オートマタの語源は【自らの意志で動くもの】
いかに複雑な動きをできる人形を作るか、当時電機のない時代の時計技師達の自らの技術を見せる側面もあり高価な貴重品として王侯貴族に重宝されていました。
引用:(公式)伊豆・伊東観光ガイド
②実演で動く姿が見られる
作品は動作を見ることのできる映像とともに展示されていますが、
一日に3回(~4回)実演があり動くオートマタを実演してもらえます。
電気もなく複雑な動きをするオートマタには当時の技術力の高さ、技術者の熱意を目で見て感じることができます。
引用:(公式)伊豆・伊東観光ガイド
③特定時期に企画展示あり
夏や年末などには特別展示が行われ動物など人形とは違った動きをするオートマタを見ることができる貴重なイベントが開催されます。(イベント内容は要確認)
ゼンマイで再現されたその複雑な動きには驚くことでしょう。
spot 野坂オートマタ美術館
address 〒413-0232 静岡県伊東市八幡野1283-75
tel 0557-55-1800
web http://www.automata.co.jp/
4⃣トンボ玉工芸館
大室山の山麓にある施設でトンボ玉の歴史を学ぶことができます。
隣のガラス工房では古代トンボ玉の復元やオリジナルトンボ玉の制作体験もできます。
引用:(公式)伊豆・伊東観光ガイド
①トンボ玉とは
柄の入った小さなガラス玉(ビーズ)ことです。
模様のついたガラス玉をトンボの複眼に見立ててトンボ玉と呼ばれていました。
古来よりアクセサリーとして親しまれてきましたが、現在は無地の物を含め穴の開いたガラス玉をトンボ玉と呼んでいます。※機械生産の物は含まれません。
https://itospa.com/lsc/upfile/spot/0005/4204/54204_6_l.jpg
②展示品
ガラスの発明は3500年前のメソポタミア文面までさかのぼり、最初に作られたものがこのトンボ玉だと言われています。
世界のトンボ玉を時代ごと地域ごとに分類されている展示室ではトンボ玉の歴史だけではなくガラス制作の歴史にも触れることができます。
引用:(公式)伊豆・伊東観光ガイド
③工芸館で制作体験にチャレンジ
トンボ玉の歴史に触れた後は実際に制作体験することができます。
自身で選んだガラスを使い世界に一つしかない自分だけのネックレスやストラップを作ることができます。
作成は指導員さんが丁寧に教えてくれるので安心です。
引用:伊豆高原体験村HP
spot トンボ玉工芸館
address 〒413-0231 静岡県伊東市富戸1317-804
tel 0557-51-5836
web http://www4.tokai.or.jp/tombodama/
まとめ
名匠の絵画からガラス細工、ゼンマイで動く機械人形まで伊豆高原では様々な美術を楽しむことができます。
趣向の違う美術に触れることはきっと心を豊かにしてくれるでしょう。
伊豆の新しい一面を見に観光に訪れてみてはいかがでしょうか。