伊豆の小京都と呼ばれる修善寺。
古くは鎌倉時代より数多くの文豪が訪れ
温泉街として知られる街です。
そんな古都の今をご紹介します。
■修善寺とは
修善寺地区の名前の由来となった神社です。
807年に弘法大師(空海)によって開創された後
弘法大師の真言宗から臨済宗、曹洞宗と変わりゆく時代とともに
宗派を移りながら現在まで続いています。
源頼朝の息子である2代目将軍頼家が暗殺され
北条氏・源氏の興亡に関わる伊豆を代表する歴史的に名の知れたお寺です。
■修善寺ゆかりの寺宝
宝物館には修善寺にまつわる数々の品が展示されています。
頼家の面
岡本綺堂が修善寺物語を書くきっかけとなったお面
金剛力士像
修善寺の寺領が大きかった時代に総門を守護していた像
源頼家の肖像画
悲運な運命を遂げた鎌倉幕府・2代目将軍頼家の肖像画
他にも書物や銅像、絵画などを見学できます。
引用:(公式)曹洞宗福知山 修善寺
■趣のある境内
境内の本堂横には開祖弘法大師の像が飾られています。
お参り前に立ち寄る手水場は湯気が立ち込めており
竜の口からは水ではなく熱い温泉がでるようになっています。
こちらの温泉は飲むこともできますので興味がありましたら是非。
立派な本堂の屋根を見てみると【修】の文字が多数埋め込まれていますので
確認してみてください。こちらは境内他の場所でも見ることができます。
境内にある木々は春には桜が咲き秋には紅葉と景観を楽しむことができます。
修善寺周辺の観光ポイント
■独鈷の湯(とっこのゆ)
桂川で病気の父親の体を洗う少年に心を打たれた空海が
持っていた仏具(独鈷)で川の岩を打ち砕くと、そこから霊泉が湧出し
これに浸かった父親の病はたちまち癒えたと言われています。
それ以降、温泉療法が始まったと言われる場所で修善寺を象徴する場所と言えます。
現在は残念ながら入浴はできませんがすぐ近くの河原場で足湯に浸かることができます。
■竹林の小径
桂川に沿って作られた遊歩道。
竹林に囲まれており気持ちの良い風が吹き抜ける
日没後にはライトアップされて風情溢れる夜のお散歩を楽しむことができます。
途中には竹でできた丸形の巨大な椅子が設置されており
寝転んで竹を鑑賞するとことができます。
自然を感じる写真映えする癒しスポットです。
■赤蛙公園
転向文学を代表する作家である島木健作が遺作として残した作品【赤蛙】から名をとった公園です。
4月にはしだれ桜が見ごろを迎え
毎年蛍の夕べがおこなわれており5月下旬から6月上旬にかけて
幻想的な蛍の舞を鑑賞することができます。
引用:(公式)伊豆修善寺温泉
虹の郷
■緑溢れる園内と違うコンセプトの村
入口を入るとそこは中世イングランドの建物が立ち並び
イギリスのアンティークやおもちゃの博物館、2階建てバスのカフェなど
非日常を味わえる空間となっています。
他にもカナダ村・伊豆村とあり
カナダ村はカナダの建物や緑に囲まれたのどかな景観で癒されながら、お子様用の遊具や水遊びを楽しむことができます。
伊豆の村はタイムスリップしたかのような日本式の古民家が立ち並んでいます。
■SL列車に乗り園内を移動
虹の郷の園内にはイギリス村とカナダ村
2つの村を結ぶSL(蒸気機関車)やDL(ディーゼル機関車)が走っており
緑豊かな自然と普段見慣れぬ街並みの中を旅することができます。
走っている鉄道は線路の幅が15インチ(38cm)しかなく
世界最小の線路で日本国内ではこの虹の郷でしか乗車できません。
イギリス村には15インチゲージレールウェイミュージアムがあり
本物の車両を近くで見物することもできます。
引用:(公式)虹の郷
■お子様連れでも楽しく過ごせる
お子様連れのご家族にはインディアン砦がオススメです。
大きなジャングルジムを始め
全長100m程もあるローラー滑り台など充実のアスレチック施設です。
※ローラースライダーは小学生以上限定です
また、匠の村では様々な体験や物作りに挑戦することができ
お手玉やメンコで遊んだりドアプレート作りをしたりと
ご家族で楽しく体験することができます。
自転車の国サイクルスポーツセンター
■色んな乗り物で遊べる
ペダルを円盤が回る不思議なUFOサイクルや
水の上を走ることのできる水上自転車などいろいろな乗り物に乗ることができます。
特に一押しなのがおもしろ自転車エリアで
ペダルやチェーンのない自転車から子供の喜ぶ動物型の自転車
なんと6人乗りで横に動くカニサイクルまで時間内は自由に乗り換えることができます。
意外とコツのいる乗り物がありますので
公式HP内では乗り方を紹介してくれている動画もあります。
引用:(公式)伊豆修善寺温泉
■乗り物以外の施設も充実
アスレチック迷宮は迷路内を探検しゴールを目指す
迷路ですが所々にアスレチック要素もあり
楽しみながらゴールを目指すことができます。
他にも木でできた眺めの良い巨大なジャングルジムや
二つの山のような形をしたトランポリンなど
身体を使って楽しむことのできる施設が充実しています。
夏にはプールも営業します。
引用:(公式)伊豆の国市観光協会
■伊豆ベロドローム
自転車競技の会場も併設しており
ここではトラック競技の国際大会も開催されています。
週末には中を見学できる日もありますので
事前確認の上で自転車競技の最高峰の会場を覗いてみてください。
疾走する自転車の迫力は実際に見るとその迫力に圧倒されます。
引用:(公式)伊豆の国市観光協会
まとめ
伊豆の小京都、修善寺には歴史を彩った逸話と施設
風情と趣を感じる街並みが待っています。
また、虹の郷やサイクルスポーツセンターなど子供を連れて
1日中遊べるような施設も充実していますので
様々な世代の方にお勧めのエリアです。